バレー 表エース(表レフト)裏エース(裏レフト)の35年間の勘違い
現在ではあまり言われない使われない言葉のようだが、35年も前の大昔、レフト(今風に言えばウイングスパイカーレフト)がエースと言われることが多く、ローテーション上の対角に2人のレフトが配置されていて、それぞれ表エース(表レフト)、裏エース(裏レフト)と言っていた。
『ローテーション毎のフォーメーション』で、35年前の1ローテ毎のフォーメーション(フロントオーダーS2始まりかな)を思い起こして勉強しているが、ここで用いている表裏エースの解釈が間違っていたようだ。
中学生から35年間思い込んでいた表裏エース
上図は35年前中学の頃のローテーション、ポジション配置でセットスタートの形だ。
当時は、前衛スタートのレフト(4番)のことをエース・表レフトと我々の中学バレー部では言っていて、後衛スタートのレフト(1番 この図ではサーバー)を裏エース・裏レフトと言っていた。
50歳を越えた(苦笑)最近まで当然のように、バレーボールにおいてのポジションの表裏は上の様な意味だと思っていたわけだが、あるバレー関連のサイト(忘れてしまいました、失礼しました)で、私が勝手に思い込んでいた常識を覆す記述があった。
セッターのとなりにいるレフト(WS)
表レフト(エース)
セッターのとなりにいるセンター(MB)が
表センター(MB)
これで行くと、1番が表エース(表レフト)、4番は裏エース(裏レフト)ということになりますね。
私は、2、3年と裏エースだったわけですね(苦笑)1年の時が“真のエース”だったということか(笑)
セッター前衛ローテの時の前衛2枚のアタッカー
未だ持ち続けるくだらないしょぼいエースのプライド、良くある親父の何にもならない昔の盛った武勇伝は置いといて(笑)、なぜセッターの隣が表になるのかということですが理由は簡単です。
セッターは通常、身長が低くかったり、スパイクは打ちませんよね?
セッターが前衛ローテーション(3コートポジション)にいるということは、前衛のアタッカーは二人で攻撃が手薄になるし、ブロックも弱くなることが考えられます。
攻撃の弱いローテになるわけですからセッター以外のアタッカー2人はより攻撃力のある選手を配置するということになります。
セッターの隣のポジションということはセッターが前衛にいる3ローテーションのうち、2ローテーションに絡むということになります。
以上のことから、セッターの隣のレフト(エース)を表エース(表レフト)、セッターの隣のセンターを表センターというそうです。
上図は、バレーボール ワールドリーグ2014 5月24日 日本×ドイツ インターコンチネンタル・ラウンド(プールD) 第2戦の第1セットスタメンです。
あれ?宇佐美は?ゴッツは?松本は?山村は?山本は?中垣内は?(これはないか)といった若手メンバーに代わってますね。
このスタメンでいくと、セッターは深津ですから、千々木WSが表レフト(表エース)、伏見MBが表センター(表ミドルブロッカー)ということになり、越川WSが裏レフト(裏エース)、山内MBが裏センター(裏ミドルブロッカー)ということになりますね。
冒頭でも言いましたが、現在ではあまりポジションの表裏ということは言わなくなっているようですし、レフト(WS)=エースとも必ずしもいえません。
このチームのエースとなったら、清水OPということになりますよね。
前衛2枚のアタッカーでも自在に移動してのバックからの攻撃などが当たり前ですから表裏を考えることもあまりないのかもしれませんし、あまり関係ないのかも知れませんが、ただブロックに関してはまだまだ表裏考えた配置でなくてはいけないのかも知れませんね。
ポジションの表裏と言われたらセッターの隣のプレイヤーが表とするのが正しいようです。私は35年以上間違ったことをいい続けてきたということですね・・・(苦笑)